| ■シャンルウルファ〜マルディン |
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あっ、竜巻。
でも、ここではこんなのは前々珍しくないみたいだ。
■マルディン |
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マルディンの旧市街地。
建物が建ち並ぶ中を入っていくと、まるで迷路のようになっていて、なかなか面白かっ
た。
日本人が珍しいらしく、子どもから大人からみんなにじろじろ見られ、声をかけられ
る。
その中で一軒の家に上がり込み(『トルコ、女の一生』の中にもある、アラブ人姉妹
の家)、家の中を見せてもらい、「270年間枯れたことがない」という山の水を飲
ませてもらう。
しかし、その水を飲んだために、その日の夜から生まれて初めてのものすごい下痢に
なり、病院に運び込まれる羽目に。
口に入れたとき「ずいぶん硫黄臭いな」と思い、ちょっとヤバいかなぁと危惧を抱い
たのだが、家族全員がじーっと見つめているため、吐き出すことも出来ずにそのまま
コップ一杯一気に飲み干した。 |
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夜中にマルディンの病院に運び込まれる。
この時点ですでに5分おきの激しい腹痛と共に、水下痢が止まらず。脱水状態のため
に一人で歩くことさえ困難になっていた。
この病院でとりあえず下痢止めの注射と点滴をしてもらう。
写真は、私が点滴を受けている救急室の向かいのベッドにいた、車にひき逃げされた
少女。
私の隣のベッドには、オートバイの自爆事故で頭をかち割った青年が運び込まれてい
た。
さらに、この病院はハエがぶんぶん飛び交い、ネズミがチューチュー床を走り回って
いた。
しかし、マルディンの街ではおそらく滅多にない「日本人の救急患者」のため、ほか
の重病人そっちのけで看護士に親切にしてもらい、さらに、治療代金を払おうとした
ら、「いらない」と言われた。
明け方、病院にどやどやと軍の人間が入ってきた。
何か事件がと思い、点滴を受けながら眺めていると、どうやら刑務所に収監されてい
た人間が、自分の指を刃物で切り落としたらしく、それで軍の人間がたくさん来てい
たようだ。
ジャンダルマの幹部に「お大事に」と声をかけられる。 |
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写真は、翌日病院の前にいた兵士に「旅の思い出に」と言って撮らせてもらったもの。
この兵士は、写真を撮らせると逮捕されるとか考える前に、病気でへろへろになって
いたために、何の考えなしに撮影をOKしてしまったみたいだ。
しかし、及川自身も注射と点滴を受けたものの、一向に下痢は止まらず。 |