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2004年6月23日(水)
32.声に隠されたヒミツ

三谷幸喜監督の映画『ラヂオの時間』で、鈴木京香のダンナの役を演った人をずっとホンコンだと思っていた。あれは近藤芳正という役者らしい。
つまり、近藤芳正という人をずっとホンコンだと思い込んでいたワケだ。ホンコンは知っているのに、近藤芳正を見るたびに、なんかいつもとちょっと雰囲気が違うホンコンだと思いながら見てたんだよ。
おかしくないか、私の目。なんでそんなややこしい見方をするんだ。

まぁ、そんなことはさておいて、私は最近気付いたね(ここからいきなり話題が飛ぶけど)。
物書きの女の人って、みんな声が低くないか?
もちろん作家と名が付く女性を全部知っているわけではないので、主にテレビに出ている人を見てそう思ったわけだけどさ。

たとえば、林真理子や中村うさぎ、故・ナンシー関、吉永みち子、柳美里、宮部みゆき、漫画家の西原理恵子もそうだけど、平均よりもみんな声が低い。室井佑月なんかも喋り方が舌足らずなだけで、声自体は決して高くないでしょ。少なくとも小鳥がさえずるような声の人はあまり見掛けない。
なぜだ?
確かに女は歳をとるにつれて声がだんだん低くなってくる。いわゆる「おばさんヴォイス」になってくるわけで、作家という職業の人は、このあいだの芥川賞なんてのは異例で、基本的にジジババが多い。
要するに、歳をとっている人が多いから、声の低い人も多いってことになるのかもしれない。

でも、作詞家の世界も最近は新人が出てこないからババアばかりなんだけど、なぜだか女性作詞家は声の高い人が多いのだよ。
作詞家で時々でもテレビに出ているのは湯川れい子と阿木燿子くらいだと思うんだけど、二人とも若くないのに声は低くない。
私の周りの同業者もやはり声は決して低くない。小鳥のさえずりや子猫の鳴き声のような、とまではいかなくても。
ヴォーカリスト出身が多いわけでもない。声が良くなくちゃ作詞家になれないというわけでもない。歌えなくても詞は書ける。私がいい例である。
ちなみに、私自身は人より声が低い。そのうえ、ものすごくぶっきらぼうに喋る。それが人に怖がられてしまう原因でもあるが。
私のことはどうでもいいか。

女性アナウンサーでも最近は声の低い人が多くなった。そう言えば、若い女の子でもびっくりするくらい声の低い子が増えたし、統計で見ても女性の声が昔より低くなっているらしいのだが、それでも女優や歌手はやはり高くて細い声の人が多いのかな。
声の高低は職業に関係するのだろうか。だったら、いろんな職業の人の声を調べてみるのも面白いかもしれない。私はやらないけど。面倒臭いし。

以前、私の友人が言い放った一言。
「声の高さとIQは反比例する」
べつに根拠があるわけでもなく、この説もどうかとは思うのだが、でも実際キンキン声で話している女性を見ると、
「あったま悪そう〜」
やはり心の中でそう思ってしまうところはある。高い声ってどうもヒステリックな印象を相手に与えるしね。

女性アナウンサーやキャスターの声が低くなってきた理由の一つには、たぶん女性が報道番組などのメインを取ることが増えたこともあるのかもしれない。
ニュースを読んだり、政治や経済の話をするのと高い声はやはり相性が合わないと思う。
それに高い声というのは、それだけで女性っぽさを強調している感じもするし、落ち着きがない雰囲気がある。キンキンした声やか細い声で年金の仕組みや北朝鮮問題や集団的自衛権を語られても、どこか説得力に欠ける。
ニュース番組に、女性特有の繊細さや気配りは要求されても、それ以上の女性っぼさは反感を買うだけだ。

だから、松本志のぶや有賀さつき、中村江里子みたいなキャラクターの声は、たとえフリーになっても番組のアシスタント止まりなんだろう。彼女たちにニュースを読んでもらいたいとは思わないもんな。まぁ声以前の問題ってのもあるだろうが。
また、小池栄子やMEGUMIのように、顔は童顔、胸はやたらデカくて、声が低い、という妙にバランスの悪い女の子が人気があるっても不思議。彼女たちは声が低いお陰なのか、あんまり頭悪そうには見えないし。実際にはどうだか知らないけど。
そういうことをじっくり考えてみると、今どきは声が低い方が得なのかもしれないな。
どうなんだろう?




 
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