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このあいだ、イラク人質事件の安田純平くんや、私のホームページにもよく登場する軍事ジャーナリストの加藤健二郎さん、それに女の子たちを交えて、総勢10名で合コンをやった。
『合コン』と聞いて「おおっ!」と思うのはオヤジ&ババアの証拠。今どきは飲み会なんて言葉を使うより、合コンと言う方が明らかに健全らしいのだ。
でも、女の子ちゃんたち、きっとジャーナリスト軍団の硝煙臭い話についていけなかったと思う。
11時前に「あっ電車がなくなっちゃう」という一言で全員がお帰りになってしまった。で、そのあとみんなで朝まで戦場話。
どこそこで拘束されたとか、どんな怪我をしたとか、そんな話を素人さんに珍しがって聞いてもらえるのは3時間までだと確信したね、私は。
ところで、それよりも私としては珍しいと思ったのは、10人のうち離婚経験者が加藤さんと私だけだったってことだ。つまり離婚率20パーセント。
確かいちばん若い子が26歳で、二十代が2人。四十代が3人で、それ以外は全部三十代。ちなみに、そのうち現在既婚中なのは1名。
まぁいつも私が遊んでいる人たちの年代よりは若干若いから、当然離婚率も低いのだろうけど。
しかし、離婚者は離婚者を呼ぶのだろうか。それとも、離婚って人に感染したりするのだろうか。私の周りはとにかく離婚経験のあるヤツが多い。
私の周りの同世代を見る限り、二人に一人はバツがついている。
このあいだの打ち合わせのときなんか、出席者の離婚率が125パーセントだった。
つまり4人で会って、4人とも見事に離婚していて、さらに1人はふたつもバツがついていた。だから、離婚率125パーセント。
離婚する人間には、特に甲斐性のある女が多い。専業主婦やっていて離婚したってのはあまり聞かないな。嫁を自由に働かせておくのも考えもんだ。
「あたくし、実家に帰らせてもらいます」
昔はワンバウンドあって、それから離婚ってのが基本だったのだが、最近の話では嫁がいきなり、
「ごめん。悪いけど離婚して」
そう切り出すことが多いみたいだ。実は私もこれ。さらに、家は私が買ったものだったので、
「どこかに部屋を探してくれる?」
さっさとお引き取り願った。いったんイヤになってしまったら、出来れば長々と一緒にいたくはない。
嫁が実家に帰ってしまった場合は、そのあとダンナが土下座なんかして、そんでもって雨降って地固まる、ちゃんちゃんで行ってたものが、不思議なことにダンナの方がどこかに行ってしまうと、ほとんどの女は見向きもしなくなるんだよなぁ。
まだ家にいたまま、ふらふらと不倫を繰り返しているケースの方が、案外元のサヤに戻ることが多い。
ダンナに浮気されて泣きながら我慢するくらいなら、さっさと別れちゃった方がすっきりするわ、って私なんかは思っちゃうのだけどね。
「結局離婚しちゃったくせに、なんで結婚なんかするの?」
時々大ボケなことを訊いてくれる人もいる。ま、そんなこと言ってるから嫁かず後家になるんだ。ってこれは差別か?
私なんて結婚生活は5ヶ月しかもたなかったけど、でも、少なくとも5ヶ月前までは「一生この人と」と思っていたぜ。
「なんで食中毒になるのに、ごはんを食べるの?」
「なんで道に迷うのに、どこかに出掛けるの?」
メシを食わなきゃ生きていけないし、ずーっと家にばかりこもっているわけにもいかんだろうが。結果、食い物に当たろうが、道に迷おうが、それはあくまで予測を超えた結果であって、何かをやる前からいちいち心配ばかりしていたら、生きているのがつらくなるだけだ。
「なんで死んじゃうのに、人は生まれてくるの?」
おおっ、これはちょっと哲学的だなぁ。
「なんで人質になっちゃうのに、イラクに行ったの?」
安田純平くんに訊いておくれ。
でも、イラクという国がある。そこでドンパチやっている。で、自分はジャーナリストだ、となったら行くでしょう。
そこに自分の好きな男がいる。幸いにして二人とも独身だ。で、一緒に暮らしてみたいと思う。だから、結婚するわけだよ。
そして、結婚したことがよかったと思える人は、たいてい離婚したこともよかったと思えたりする。
戸籍にバツがあっても、後ろ指さされる時代でもないし。
ま、健全に夫婦生活を続けている人に言わせれば、所詮負け犬の遠吠えにすぎないんだろうけどさ。
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