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2005年9月8日(木)
71.選挙に行こう!

 ここのところ、だんだん選挙に関しての報道が少なくなってきているような気がする。ネタも一段落したと言うのか、もうすでに選挙が終わってしまったような気分だ。まぁ解散から公示までのあいだに、派手に騒ぎすぎたってのもあるんだろう。
 しかしそう言いながらも、台風より美女応援団よりヨン様来日よりも、やっぱり選挙ネタが気にかかる。

 及川が特に注目するのは、何と言っても片山さつき、佐藤ゆかり、藤野真紀子の3人。比例1位に名を並べる、化粧の濃い女性たちである。
 でも、片山さつきと佐藤ゆかりは相変わらず注目を集めているが、最近はあまり藤野真紀子は取り上げられない。
 やはり食育の話に誰もがピンと来なかったのか。相手にするだけ無駄だとマスコミに思われたのか。もっとあほうな話を聞きたかったのに。残念だ。
 彼女は比例1位だから必ず当選するだろう。だけど、過去の例に漏れず、あのテの人が当選したからと言って、国会において注目されるようなことなんて何もできやしないんだよな。
 郵政民営化法案が参議院で否決されたときに、涙ぐみながらインタビューを受けていた大仁田厚をテレビで見掛けて、ああそう言えばこの人も国会議員だったなぁと思い出したくらいだ。

 で、まだ注目を浴びている片山さつき。
 この人の選挙演説の光景を見ていて、及川ははたと気付いたね。なぜ彼女があの髪型(マスコミいわく、ファラ・フォーセット風)にこだわっていたかということ。
 あれは「老け隠し」である。
 以前の、びしっとスーツを着込んで、前髪を目ぎりぎりまで下ろした髪型の彼女は、年齢不詳の嫌味な美人であった。
 それが汗と風で髪が乱れた上に鉢巻きを巻いた姿からは、とても元ミス東大の面影は伺えない。しっかりオバサンである。さらに、ジャンパーやポロシャツなどのカジュアル・ファッションは、思いっきり年齢を暴露してしまう。
 片山は城内にボロ負けするかと思っていたが、思った以上に健闘しているそうだ。それは自民党公認だからという理由ではなく、彼女の「素」の姿を見た女性有権者たちの気持ちが揺れているんじゃなかろうか。
 案外好感を持たれているかもしれない。

 それよりも。片山の応援にしゃしゃり出てきた、高柳県議だか市議だか。トレードマークの長髪が「愛知の小泉純一郎」と呼ばれているらしい男。
 目立ちたいのか、自民党に恩を売りたいのか、それとも本心で片山を助けたいのか、そんなことはまぁどうでもいいけど、妙な先輩風を吹かせていろんな助言をしているみたいである。
「あの髪型を変えた方がいいよとか、いろいろアドバイスしたんだよ」
 よけいなお世話である。それよりも自分のファッションだ。
 前髪を額に垂らし耳を隠す、あの世代に不思議に多い中途半端な長髪。また、清潔感とは真逆に位置するファッション・センス。なおかつ、そこには「俺の生き様」みたいなものがぷんぷんと臭う。これぞまさしく団塊スタイル。
 彼の姿を見掛けるたびに、『いちご白書をもう一度』が心の中で鳴り響くのである。
 そして、片山さつきの演説シーンが流れるたびに、思わず彼の姿を探してしまう及川である。

 また佐藤ゆかりは、戦う相手が野田聖子でよかったねという感じ。野田聖子じゃなかったら注目されなかっただろう。
 彼女は片山と違って、カジュアルな格好をしているものの相変わらず化粧が濃い。派手な顔立ちだから、よけいにそう思ってしまうのか。
 ほとんどスッピンに近い化粧で地味なワンピース姿の野田に勝つのは、なかなかしんどいであろう。まぁ、比例1位だから、どうせ当選しちゃうんだけどね。

 しかし、そんな佐藤にも援護軍が現れた。こちらは名前も知らない、女性県議(市議だっけ?)である。
 このおねえさんが、何と言えばいいのか…。うーん…。なんちゅーか、ダサいのである。おまけに、いっぱしの政治家を気取って、佐藤にお辞儀の仕方などを教育したりしている。その姿がなぜかとても不細工なのである。
 いや。政治家をダサいなんて、そういう理由でいいとかダメとか決めちゃイカンよ。政治家は政策や人柄で選ぶんだよ。地元に貢献してくれる人を大事にすればいいんだよ。
 でもね。チビでデブには、膝丈のフレアースカートは似合わないってことも事実なのさ。よけいに太って見えるのだと、彼女を見て実感したね。ウエストの太い人は、むしろタイトスカートを履きましょう。

 マニフェストをじっくり読んでみたところで、どの党も帯に短し襷に長しである。おまえら、ほんとに国民の不安や不満に応えるつもりなのか、と思ってしまうことも多々。また、政治家なんて所詮「千三つ」である。
 それがわかっていながら、なんでみんな揃って選挙に熱中しているかというと、やはり面白いからである。なぜ面白いかというと、有象無象たちがわらわらと出てくるからである。
 美脚で政党転がしの小池百合子とか、プライドの高さがのっぺりした微笑みに出ている猪口邦子とか、一見地味なんだけど、こいつ絶対にヒステリックだぜと思わせてくれる西川京子とか。同じ有象無象であっても、男性立候補者より女の方が暗くて深くて味わいがある。
 はぁ?マドンナ候補ぉ。くだらん。…なんて最初は思っていたが、やっぱり小泉くんのやることは面白いわ。
 その調子で参議院選も。ぜひ。




 
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